記事その①

社会には様々な理由から「生きづらさ」を抱えている人々がいます。

人の「生きづらさ」の多くは一見、それぞれの個人的な事情に起因していて、自己責任の問題のように思えるかもしれません。しかし、より俯瞰的に考えてみると、個人ではなく社会の側に、構造的な問題がある場合も少なくはありません。

 例えば昨今、過労や自殺の問題が以前より大きくメディアで取り上げられるようになりました。政府や企業は、その対策を進めるよう迫られています。立場の弱い者を過剰に搾取することが許されてしまう環境があるとき、それを個々の事情としてバラバラに捉え(個人の性格や個別の職場の問題にする等)、一つ一つを当事者だけで対処していては、問題はなかなか解決しません。もっと問題を全体の構造として捉え、社会としての仕組み・ルールを改善していかなければならないのです。逆に考えると、同じ原因で被害者を出し続けるような社会には、その仕組みに欠陥(改善の余地)があるという風にも捉えることができます。

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